シェアキッチン

シェアキッチンが災害時の支援拠点に。千葉県おやつマルシェ&Zakka Owlさんの取り組み

災害が起きてしまった時、シェアキッチンには何ができるのでしょうか。

2019年9月9日、千葉県に台風15号が上陸しました。屋根や壁が吹き飛ばされ、物が倒れ、断線し、停電し、復旧も長引いてしまい…千葉県を中心に、関東エリアに甚大な被害をもたらしました。2019年10月の今まだ、復旧されていないエリアもあります。

そんな中、まさに被災地である千葉県のシェアキッチン、おやつマルシェ&Zakka Owlさんが災害時の拠点として大変な活躍をなさっておりました。

支援物資の募集と配達、情報拡散

千葉のおやつマルシェ&Zakka Owlさんの実際の活動です。台風15号の時は、暴風により屋根が吹き飛んでしまったり、電柱や送電の鉄塔が倒れてしまい、停電が長期化しました。

そこで、ランタンや乾電池など、緊急で必要なものをAmazonの欲しいものリストに入れてそのリストを公開し、支援を募られました。

その結果がこちら。山のような支援物資が届きました!

https://www.facebook.com/oyatsumarchezakkaowl/photos/a.518950508124481/2735577153128461/?type=3&__tn__=-R

https://www.facebook.com/oyatsumarchezakkaowl/photos/a.518950508124481/2739583139394529?type=3&sfns=mo

https://www.facebook.com/518728628146669/posts/2743727422313434?sfns=mo

https://www.facebook.com/518728628146669/posts/2743440955675414?substory_index=0&sfns=mo

そして、「取りに来てください」とお願いするだけでなく、身動きが取れない方のところへはオーナー村上さんご自身が配達されていました。

おやつマルシェさんに聞いてみました

台風直撃から1ヶ月…今まさに大変な状況でいらっしゃること、お察しします…

今回、地域の方の支えとなる取り組みをされて、いかがでしたか?

台風で町の機能が停止したり、安心の拠り所である家が傷んだりして、それこそ多くの人が助けを求めてる中、個人や個人商店ができることってほんとにささやかなものになってしまいます…

無力感にとらわれたり、被害に遭われた方に被害がないことが申し訳ない気持ちが湧いてきたりするのですが、できることをできる範囲でやるしかないかなと思います。

今回は停電の地域が多く、協力してくださる方も多かったので、その橋渡しができてよかったなあと思っています。

おやつマルシェさんのランタンバトンや地道なお声がけで助けられた方、本当に多いと思います。

他のシェアキッチンやコワーキングスペースなどのオーナーさん、へご助言をお願いできますか?

どうですかねぇ…なかなか店側の準備って難しくて、店に電気来てなければそれこそ店も開けられないわけですし…。

でも、もし開けられる状況なら、みんなが物資を持ってきたり逆にもらいにきたり、または充電ができたりする場所として機能させることは有益かなと思います。

市役所も避難所や公民館で物資を配ったりするんですが、やはり動きは遅いので…。

そして、こういう情報はネットが繋がっていればやはりSNSでやり取りすることが早くて正確なので、普段から店のSNSアカウントを育てておけば、商売する上でももちろん役立ちますし、災害時も呼びかけや情報拡散に役立ちます。

ありがとうございます。

一日も早く、いつもの日常へ戻れますように。

それぞれができる防災を

実はこの記事を書いている最中に、またひとつ大きな台風が日本にやってきました(2019年10月、台風19号)

9月の台風15号の経験があってか、各自が早めの対策、避難をされている印象を受けました。

しかし、それでも被害は深刻で、自然の恐ろしさを改めて感じています。

(台風19号では、特に河川や豪雨による氾濫がありました。10月16日午後の時点で、7つの県の合わせて59河川、90か所で堤防の決壊が確認されています。)

おやつマルシェ&Zakka Owlさんは、台風15号で被災された周りの方だけでなく、台風19号で被災された方へも届けよう、「ランタンをバトンのように繋ごう」とされています。

https://www.facebook.com/oyatsumarchezakkaowl/photos/a.518950508124481/2791252614227581/?type=3&theater

1人で対策できることには限りがあるので、所属するコミュニティやエリアでいざという時に助け合える体制を整えておきたいものです。

命があったこそです。それぞれができることをして備えていきましょう。

https://startupkitchen-magazine.com/2018/08/27/sharekitchen001/

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