ガス袋とは?焼き菓子の鮮度を保つ包装資材の選び方

「焼き菓子を販売する時、普通の透明な袋に入れても大丈夫?」
「脱酸素剤を入れれば、どんな袋でも鮮度が保てるの?」
「ガス袋やシーラーって、本当に必要なの?」
お菓子販売を始める時、意外と迷いやすいのが包装資材です。
特に、焼き菓子の鮮度を保ちたい時に出てくるのが、ガス袋、乾燥剤、脱酸素剤、シーラーといった言葉です。
脱酸素剤を使うなら、OPP袋ではなく、ガス袋を使うこと。
そして、シーラーできちんと密封すること。
この記事では、焼き菓子販売を始める方に向けて、ガス袋とは何か、OPP袋との違い、脱酸素剤やシーラーとどう組み合わせるのかを整理します。
目次
ガス袋とは、酸素を通しにくい袋のこと
ガス袋(ガスバリア袋)とは、酸素を通しにくい性質を持つ袋のことです。
焼き菓子の包装で、脱酸素剤を使いたい時には、このガス袋が必要になります。
脱酸素剤は、袋の中の酸素を吸収するためのものです。
しかし、袋そのものが酸素を通してしまうと、袋の外から酸素が入り続けてしまいます。
そうなると、脱酸素剤を入れても、外から入ってくる酸素を吸収し続けることになり、本来の効果が出にくくなります。
つまり、脱酸素剤は「入れればOK」ではありません。
脱酸素剤を使う場合は、酸素を通さない・通しにくいガスバリア性のある袋を選んで、密閉してあげる必要があります。
そのために使うのが、ガス袋です。
OPP袋は酸素を通す
焼き菓子のラッピングでよく使われる透明な袋に、OPP袋があります。
OPP袋は透明感があり、見た目もきれいなので、ラッピングには使いやすい袋です。
ただし、OPP袋は酸素を通します。
そのため、脱酸素剤を入れる包装には向きません。
見た目には同じような透明袋に見えても、袋の性質は違います。
「透明な袋なら何でも同じ」と考えてしまうと、せっかく脱酸素剤を入れても意味がなかった、ということが起こります。
乾燥剤と脱酸素剤は役割が違う
焼き菓子の鮮度保持でよく使われるものに、乾燥剤と脱酸素剤があります。
- 乾燥剤:空気中の湿気を吸収し、お菓子の湿気を防ぐもの
- 脱酸素剤:空気中の酸素を吸収し、酸化・変色・カビの発生や繁殖を抑えるもの
脱酸素剤に対応したガス袋かどうかは、ガス袋購入の際に確認しましょう。
実店舗で購入する場合は、袋の近くに対応表があったり(乾燥剤⭕️、脱酸素剤⭕️、など)、ネットで購入する場合は販売ページに記載がある場合が多いです。
ガス袋とセットで必要になるのがシーラー
ガス袋を使う時に、セットで考えたいのがシーラーです。
シーラーは、熱で袋の口を閉じて密封する道具です。
ガス袋に入れても、袋の口がきちんと閉じられていなければ、外から空気が入り続けてしまいます。
すると、乾燥剤や脱酸素剤が吸収する水分や酸素が、袋の外からどんどん入ってくる状態になります。
これでは、鮮度保持剤を入れている意味が薄くなってしまいます。
乾燥剤や脱酸素剤には、サイズによって吸収できる水分や酸素の量が決まっています。
だからこそ、袋、鮮度保持剤、シーラーはセットで考えることが大切です。
- ガス袋に入れる
- 脱酸素剤を入れる
- シーラーでしっかり密封する
この流れをセットで覚えておきましょう。
ガス袋はどこで買える?
包装資材は、ネットショップでも購入できますが、行ける範囲に実店舗があれば、一度は足を運んでみることがおすすめです。
実店舗:シモジマやパッケージプラザ
可能であれば、シモジマやパッケージプラザなどの資材店で実物を見て選ぶとイメージしやすいです。
商品によっては、サンプルをくださるお店もあります。
この記事の中の人は名古屋エリアなので、シモジマ名古屋店さんによく行きます^^

1棟シモジマビルなので(正確には、1階は「プロの食材の店 A-PRICE名古屋店」で、2階から6階がシモジマの模様)、本当、お弁当販売している時も、お菓子の販売をする時も、シェアキッチンの運営でも、資材や備品を買う時はまずシモジマに行きます。大抵のものが揃います。
ネット購入:PACKAGE LINK(旧パッケージ通販)

少し前まで「パッケージ通販」というサイト名でしたが、「PACKAGE LINK」さんにリニューアルされました(運営会社は株式会社清和さんです)
おそらく、想像する大抵の袋は取り扱いがあります(すごい!)
そしてなんとなんと、サンプルまでくださいます!(神!)

ガス袋は早めに試してみる
サンプルを入手したり、少ない枚数で試しに買ってみて、実際にお菓子を入れてみると、
- 袋が大きすぎる
- 思ったより余白が多い
- シーラーで閉じる位置が難しい
- 箱に入れるときれいに収まらない
といったことがわかります。
マルシェにしても、ネットショップにしても、最後は袋や箱に入れてお客様に届けます。
袋や箱は、できれば早めに見ておくと安心です。
まとめ|脱酸素剤を使うなら、ガス袋とシーラーをセットで考える
ガス袋(ガスバリア袋)とは、酸素を通しにくい性質を持つ袋のことです。
焼き菓子の包装で脱酸素剤を使う場合は、OPP袋ではなく、ガスバリア性のある袋を選び、シーラーでしっかり密封しましょう。
乾燥剤や脱酸素剤は、必ず入れなければならないものではありませんが、お菓子の性質や販売方法、賞味期限の考え方に合わせて選びましょう。
まずは実際に包装して、数日後の状態を確認してみることが大切です。
包装が整うと、自信を持ってお客様にお菓子を届けやすくなります^^
「自分の使っている袋は、脱酸素剤に対応しているのかな?」
「このお菓子には、乾燥剤と脱酸素剤のどちらが合うんだろう?」
「賞味期限をどう考えたら良いか不安……」
そんな方は、小さなお菓子屋さんLabの個別相談をご活用ください。
あなたのお菓子の性質や販売方法に合わせて、包装資材や販売準備の考え方を一緒に整理します。
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