「お菓子を売ってお金をいただいたら、税金を払わなければならないの?」
「申告しなかったら、脱税になってしまうのかな…?」

自分のお菓子が売れるのは嬉しいけれど、税金や確定申告のことになると、急に不安になる方も多いと思います。

結論から言うと、開業届を出していても、出していなくても、確定申告が必要な人に該当する場合は、確定申告をする必要があります。

この記事では、副業でお菓子販売をしている方、これから小さなお菓子屋さんとして活動していきたい方向けに、確定申告の基本を解説します。

※本記事は、シェアキッチン運営者としての経験をもとにした一般的な情報です。税理士・会計士などの資格を有する立場での助言ではありません。実際に手続きをする際は、国税庁・税務署・税理士等にご確認ください。

開業届と確定申告は別物

まず大前提として、開業届と確定申告は別物です。

開業届:「自分で仕事を始めました」と税務署に知らせる書類

確定申告:1年間の所得を計算して、税務署へ申告・納税する手続き

つまり、開業届を出していなくても、確定申告が必要な人に該当すれば、確定申告は必要です。

逆に、開業届を出したからといって、必ず大きな税金が発生するというわけでもありません。

確定申告とは?

確定申告とは、1年間の所得を自分で計算して、税務署へ申告する手続きです。

対象となる期間は、毎年1月1日から12月31日までです。

会社員の方は、会社が年末調整などの税務処理をしてくれます。

しかし、副業でお菓子販売をしたり、個人でお菓子屋さんとして活動したりする場合は、自分で売上や経費を記録していく必要があります。

考え方は、次の通りです。

売上 ー 経費 = 所得金額

所得金額 ー 控除 = 課税所得

お菓子販売で大切なのは、「売上=利益」ではないということです。

材料費、包装資材代、シェアキッチン代、マルシェ出店料、送料などを差し引いたものが、所得になります。

確定申告が必要になるケース

副業でお菓子販売をしている場合、会社からのお給料以外の所得が年間20万円を超えると、確定申告が必要になるケースがあります。

ここで見るのは、売上ではなく所得です。

たとえば、年間30万円売れたとしても、経費が15万円かかっていれば、所得は15万円です。

一方で、年間30万円売れて、経費が5万円なら、所得は25万円です。

このように、売上だけで判断せず、売上から経費を引いた所得で考えましょう。

専業主婦、学生、個人事業主など、給与所得がない方の場合は、所得金額や控除の状況によって確定申告が必要かどうかが変わります。

「103万円の壁」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、これは主にパートなどの給与収入を前提にした話です。

お菓子販売の収入は給与ではないため、同じように考えないよう注意しましょう。

心配な方は、税務署や税理士に確認しておくと安心です。

白色申告と青色申告

確定申告には、大きく分けて白色申告と青色申告があります。

  • 白色申告:帳簿の付け方が比較的シンプル
  • 青色申告:帳簿づけの手間は増えますが、青色申告特別控除などのメリットがある

また、青色申告をするには、事前に「所得税の青色申告承認申請書」を提出する必要があります。開業届もあわせて提出・確認しておくと安心です。

最初は白色申告から始めて、売上や記帳の状況を見ながら、青色申告に切り替えることもできます。

本業としてお菓子販売を育てていきたい方、初期投資が大きくなりそうな方は、青色申告も検討してみましょう。

開業届、みんなどうしてる?

シェアキッチンの作り手さんでいうと、

・主婦さんがお菓子販売をしている
・正社員をしながら副業でお菓子販売をしている
・学生さんが販売に挑戦している

という方もいらっしゃいます。

ご家族の扶養に入っていたり、会社員として働いていたりする方も多いため、売上がまだ大きくない段階では、「開業届を出すほどでは…」ということで、出していない方もいます。

ただし、扶養に入らず、お菓子販売を本業にしていきたい方は、開業届を出している傾向があります。

ちなみに私は、物件を借りてシェアキッチンを始めるということがあったので、特に悩まず開業届を出しました^^;

確定申告で慌てないためにやっておきたいこと

確定申告で一番大変なのは、1年分のお金の流れをあとから思い出すことです。

最初から完璧でなくてもよいので、お菓子販売を始めたら、売上と経費の記録を残しておきましょう。

特におすすめなのは、プライベート用と仕事用を分けることです。

銀行口座を、
・プライベート用
・仕事用
に分ける。

お財布も、
・プライベート用
・仕事用
に分ける。

これだけでも、あとから確認するのがかなり楽になります。

私自身も、最初から銀行口座とお財布を分けておけばよかった…と思っています><

記録方法は、エクセルでも、会計ソフトでも、手書きのノートでも構いません。

大切なのは、「何をいくらで売ったか」「何にいくら使ったか」を残しておくことです。

まとめ|お金の不安を減らして、お菓子販売を続けよう

確定申告は、難しく感じるかもしれません。

考え方としては、1年間の売上と経費を整理して、所得を計算する手続きです。

お菓子販売を始めるなら、

・開業届と確定申告は別物
・売上ではなく所得で考える
・副業の場合は給与以外の所得20万円超が一つの目安
・白色申告と青色申告の違いを知っておく
・銀行口座とお財布を分けておく

このあたりを押さえておきましょう。

お金の不安を一つずつ減らして、安心してお菓子屋さんの活動を続けていきましょう。

お菓子販売を始めたい方へ

「お菓子の販売を始めたいけど、何から始めたら良いかわからない」
「会社員やパートを続けながらでも始められるのか心配」

そんな方は、個別相談で現在地を整理してみませんか?

あなたの状況・商品・販売方法・製造場所に合わせて、最初の一歩を一緒に考えます^^

▶︎個別相談のご案内はこちら

次に読みたい記事

お菓子販売の全体像をつかみたい方はメール講座をどうぞ▼

無料メール講座