お菓子屋さんのショップカード・チラシの作り方|Canvaで作る内容とデザインのコツ
ショップカードやチラシを作る時、最初に決めるのはデザインではありません。
まず考えるのは、誰に・何を伝え・どこで渡すかです。
マルシェで通りすがりの方に渡すのか、通販の箱に同封するのか、委託販売先に置いてもらうのかによって、書く内容もサイズもデザインも変わります。
この記事では、お菓子屋さん・お菓子販売初心者さんに向けて、ショップカード・チラシに入れる内容、Canvaで作る手順、自作と依頼の違い、印刷方法、デザイン事例を整理します。
- ショップカードとチラシの使い分け
- ショップカード・チラシに書く内容
- マルシェ・通販・委託販売での使い方
- Canvaでデータを作る手順
- 自作と依頼、家庭用印刷と印刷会社の違い
- お菓子屋さん向けのデザイン事例
ショップカード・チラシは何のために作る?
ショップカードやチラシは、ただおしゃれな紙ものを作るためのものではありません。
お菓子を買ってくださった方、マルシェで立ち寄ってくださった方、委託販売先で商品を見つけてくださった方に、お店のことを覚えてもらい、次につなげるための道具です。
たとえば、マルシェで商品を買ってくださったお客様が、あとから「また買いたい」と思っても、お店の名前やInstagram、ネットショップが分からなければ、次の購入につながりにくくなります。
通販の場合も、箱を開けた時にショップカードやチラシが入っていると、お店の世界観や想いが伝わりやすくなります。
つまり、ショップカードやチラシは、リアルで出会ったお客様や商品を受け取ったお客様と、もう一度つながるための販促ツールです。
ショップカードは、お店の名前やSNS、ネットショップなどを伝える「ブランドの顔」。チラシは、商品や想い、次回販売の案内などを少し詳しく伝える「お客様へのお手紙」のような役割があります。
まず決めること|誰に・何を伝え・どこで渡すか
ショップカードやチラシを作る時、最初に決めるのはデザインではありません。
まず考えるのは、誰に・何を伝え・どこで渡すかです。
ここが決まっていないままCanvaを開くと、どのテンプレートを選べばいいのか、何を書けばいいのか、どんな写真を使えばいいのか迷いやすくなります。
反対に、用途が決まっていれば、必要な情報もデザインの方向性も決めやすくなります。
- 誰に渡すのか:マルシェで通りすがった方、通販で購入してくださった方、委託販売先で商品を見た方など
- 何を伝えるのか:お店の名前、商品のこだわり、次回販売日、ネットショップ、Instagram、LINE登録など
- どこで渡すのか:マルシェ、通販の箱、委託販売先、カフェや美容室のレジ横など
- 渡した後に何をしてほしいのか:Instagramを見てほしい、LINEに登録してほしい、ネットショップで購入してほしい、次回販売に来てほしいなど
| 使う場面 | おすすめの紙もの | 入れたい内容 |
|---|---|---|
| マルシェで手渡しする | ショップカード | 屋号、Instagram、ネットショップ、次回販売情報 |
| 通販の箱に同封する | ショップカード・チラシ | 購入のお礼、商品のこだわり、保存方法、次回販売案内 |
| 委託販売先に置いてもらう | チラシ・ショップカード | お店の紹介、商品の特徴、SNSや通販への導線 |
| ギフトに添える | 小さなカード | ブランドの想い、商品説明、保存方法、贈り物らしいメッセージ |
たとえば、マルシェで配るショップカードなら「あとから見てもらうためのSNS導線」が大切です。通販に同封するチラシなら、「買ってくださったお礼」や「次回も購入したくなる案内」があると自然です。
このように、先に使う場面を決めてから、ショップカードにするのか、チラシにするのか、何を書くのかを考えていきましょう。
ショップカードに入れる内容
ショップカードは、マルシェや委託販売先、通販の同梱などで、お客様にお店を覚えてもらうための小さな紙ものです。
名刺のように情報を詰め込みすぎるよりも、お店の名前・世界観・次につながる導線を分かりやすく入れるのがおすすめです。
- 屋号・ブランド名
- ロゴや商品写真
- ひとことで伝わるコンセプト
- Instagram・LINE・ネットショップなどのQRコード
- 固定の販売場所があれば、販売場所や販売日が分かる案内
- 必要に応じて、問い合わせ先
表面はロゴや商品写真で世界観を見せ、裏面にSNSやネットショップへのQRコードを入れると、すっきりまとまりやすいです。
チラシに入れる内容
チラシは、ショップカードよりも多くの情報を伝えられる紙ものです。
ただし、あれもこれも書くと読みにくくなるため、まずは何を伝えるチラシなのかを決めましょう。
- お店の紹介
- 商品のこだわり
- 人気商品・おすすめ商品の案内
- 次回販売日やマルシェ出店情報
- 通販・ネットショップへの案内
- LINE登録やメール講座など、次につながる導線
通販の箱に同封するなら、購入のお礼や次回販売の案内。マルシェで配るなら、お店の紹介やSNSへの導線。委託販売先に置いてもらうなら、商品の特徴やブランドの想いが伝わる内容にすると使いやすいです。
ショップカード・チラシを作る手順と自作・依頼比較
ブランドの世界観を目に見える形で伝えるのがデザインです。プロに依頼する方法もあれば、Canvaなどで自作することも可能です。ロゴやカードを揃えると、お客様の信頼感がぐっと高まります。
ショップカード・チラシ 作成のステップ
- 日頃から情報収集する
- 用途を整理する
- ラフ画を描く(どれくらいのサイズの紙の、どこに何を配置するか)
- データを作る
- 印刷する
④データを作る、⑤印刷する、というステップについて自分でやるか、どなたかに依頼して作っていただくか、になります。
- 自分でデータ作成×自分で印刷(家庭用プリンタ)
- 自分でデータ作成×印刷を依頼
- データ作成を依頼×自分で印刷(家庭用プリンタ)
- データ作成を依頼×印刷も依頼
それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう^^
ショップカード・チラシ データ作成の自作/依頼比較
| 自分でデータ作成 | データ作成を依頼 | |
| メリット | ・費用ゼロ(自分の労力のみ) ・変更したくなったらすぐ変えられる ・印刷物等、他のアウトプットに使用する時に融通がきく | ・ある程度、それなりの形になったものができあがる |
| デメリット | ・パソコン、デザインが苦手だと思うように作れない ・素人感がある | ・費用がかかる (数千円〜2-3万円程度) ・時間がかかる (今日明日にどうこう、ということは基本的に難しい) ・今後もデータを使いたい場合、買取費用が発生する場合がある |
ショップカード・チラシ 印刷の自作/依頼比較
| 自分で印刷(家庭用プリンタ) | 印刷を依頼 | |
| メリット | ・今日明日に必要!という時になんとかなる ・10枚20枚など少部数から印刷できる ・プリンタで対応可能なら、印刷屋さんで扱っていない特殊な用紙に印刷できる | ・ある程度、それなりの形になったものができあがる |
| デメリット | ・プリンタのインク代が地味にかかる… ・素人感がある | ・費用がかかる(100部1,000円程度) ・時間がかかる (7日など納期が長いほど安く印刷できて、当日発送など納期が短いほど高くなる&郵送で送られてくる) ・印刷のズレ等がゼロではない |
ショップカード・チラシを自作してみよう
作成ステップ①日頃から情報収集する
「ショップカードやチラシ、何を書いたら良いですか?」とよく聞かれます。
- 自分がお客様側だったら、どんなことが書いてあると魅力を感じるかを考える
- 日頃から他店のショップカードやチラシを集めて、どんなことが書いてあるか観察する
自作するにしても依頼するにしても、
「こんな感じにしたい」
「こういうレイアウトにしたい」
「こういう内容を書いたら良いのか」
など、日頃から他店のチラシ等を集めておきましょう!
・現物で保管
・インターネットで探して画像で保管(Instagram、ピンタレスト等) (スクリーンショットなどで保管)
自分で作る場合はレイアウト、記載内容、サイズ感の参考に、デザイナーさんに依頼する場合は「こんな感じにしたいんです」と画像やビジュアルで共有すると、意思疎通がスムーズです。
作成ステップ②用途を整理する
あらゆるアウトプットは、基本的に【使う用途】があります。
ショップカード、チラシ、フライヤー等、今回作ろうとしているものはどんな用途ですか?
誰に、何を伝える、どのような媒体を、どのように渡しますか?
作成ステップ③ラフ画を描く
絵が上手くなくても大丈夫なので、どれくらいのサイズの紙の、どこに何を配置するかを紙とペンで描いてみましょう!
ノープランでパソコン画面に向かうと一日パソコンの前にいたのに進まない…ということが起こります…涙
作成ステップ④Canvaでデータを作る
1、Canvaのアカウントを作る(メールアドレス&パスワード設定がおすすめ)
2、デザインを作成→考えている用紙サイズを選択
3、文字や画像などデザインを作成
4、右上の共有→ダウンロード
・ファイルの種類:PDF(印刷)
・PDFのフラット化にチェックをいれる
(Canva有料プランなら、カラープロファイルをCMYKにする)
5、印刷
・自分で印刷するなら保存したPDFを印刷。
・印刷屋さんにお願いするなら、保存したPDFを入稿(アップロード)
作成ステップ⑤−1:自分で印刷する
選択肢としては
・家庭用のインクジェットプリンタ(エプソン、キャノン、ブラザー、HP等)
・ビジネスコンビニのレーザープリンタ
ビジネスコンビニ キンコーズ https://www.kinkos.co.jp/
自分で印刷をする場合は用紙の自由度が高くなりますので、変わった用紙で遊んでみることもオススメです^^
・世界堂 https://www.sekaido.co.jp/
・セントラル画材 https://www.central-gazai.co.jp/

作成ステップ⑤−2:印刷を依頼する
印刷業者さんが個人の印刷をしてくださるサービスがあります。
選択肢としては
・プリントパック https://www.printpac.co.jp/
・ラクスル https://raksul.com/
依頼の流れとしては、
1、インターネット上でサイズや用紙を指定して発注、支払い(クレジットカード、銀行振込等)
2、データを送付(入稿)
3、印刷されたものが郵送で届く
です。
依頼のポイント:用紙のサンプル請求
事前にサンプル請求しておくと、印刷の発注時に用紙選択がスムーズです。
・プリントパック https://www.printpac.co.jp/
・ラクスル https://raksul.com/
・シール直送便 https://weblabels.net/


お菓子屋さんのショップカード・チラシのデザイン事例
小さなお菓子屋さんたちの事例をご紹介します^^
ショップカード事例①ビジュアルをどーんと配置

- 表面は画像とロゴ
- 裏面にSNSのQRコードとコンセプトなどの一文
ショップカード事例②正方形で表面にロゴ

- 表面はロゴ
- 裏面にSNSのQRコードとコンセプト
チラシ事例①:A5サイズで上半分に画像+下半分に文字情報

- A5サイズ
- 上半分に画像をどーんと配置
- 下半分に、お客様への想いやメッセージ、商品への想いなど。
チラシ事例②ポストカードサイズで両面印刷


- ポストカードサイズ
- 表面に商品であるお菓子の画像
- 裏面に大元にある氷紋アートの画像と説明文(氷紋=ひょうもん=霜)
作成方法と印刷方法の組み合わせの事例
事例①データ作成依頼×家で印刷
大学時代のお友達にデータを作っていただいて、A4の厚手の用紙に、自分で家庭用プリンタで両面印刷して手でカットしていました^^


事例②データ作成依頼×コンビニで印刷
ネットで知り合ったお友達にデータを作っていただいて、A3サイズのトレーシングペーパーを画材屋さんで購入してコンビニのコピー機(レーザープリンタ)の用紙を差し替えて、A3の片面に印刷して、手でカットしていました(2025年現在、最近は用紙の差し替えのできないコンビニコピー機が増えましたね><)

事例③データ作成依頼×プリントパック印刷
ネットで知り合ったお友達にデータを作っていただいて、プリントパックでの発注方法(用紙の種類、厚み等)を教えていただいて、自分でプリントパックで発注してます^^
<プリントパックでの発注>
「名刺」
→「欧米名刺」
→マットコート
→7営業日・180kgを選択(営業日、厚みはお好みで)
→「両面1色」からお好きな部数を選びクリック

事例④データ作成依頼×プリントパック印刷
知り合いのデザイナーさんにデータを作っていただいて、自分でプリントパックで発注しました^^
<プリントパックでの発注>
「チラシ」
→マットコート110kg
→「両面4色」


事例⑤データ作成自作×プリントパック印刷
Canvaでデータを作成して、自分でプリントパックで発注しました。
<プリントパックでの発注>
「チラシ」
→マットコート90kg
→「両面4色」


よくある質問(FAQ)
Q1.どうしたらプロっぽいチラシが作れますか?
Canvaのテンプレートに当てはめていっても、なかなか、素人っぽい仕上がりになってしまいますよね💦素人っぽさをなくすためには、【センスの良いチラシ】をたくさん見て、レイアウトを拝借(真似)しましょう^^
言葉の表現をそのまま借りたり、写真のレイアウトや被写体をトレースするとパクリになってしまいますが、
- レイアウトを真似て
- 画像を自分の写真に変えて
- 言葉を自分の商品の言葉に置き換えると
あなたのチラシができあがります^^
Q2.Canvaはスマホだけでも使えますか?
スマホアプリはありますし、スマホアプリで作っている方もいらっしゃいますが、個人的には、スマホより画面の大きいパソコンでの作業がオススメです。
スマホの小さな画面ですと、ボタンが収納されて(隠れて)いたり、細かな箇所の修正をしたくても、思ったパーツのみを選択しにくかったりします。
とはいえ、「お家にパソコンがない…」という場合は、まずはスマホアプリでトライしてみましょう!最初から費用をかけすぎず、まずは今あるもので小さく始めましょう◎
まとめ|紙もの販促は「リアルのつながり」を深めてくれる
SNSやECサイトだけでは伝えきれない「想い」「温度感」を届けられるのが、ショップカードやチラシの強みです。
まずは手作りでもOK。少しずつで良いので、自分の世界観を“紙”に落とし込んでいきましょう!お客様との距離が、ぐっと近づくはずです^^
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ショップカードやチラシは、お客様にお店の世界観や想いを伝える大切な紙ものです。
ただ、紙ものだけでなく、コンセプト、ロゴ、商品写真、パッケージ、食品表示ラベル、販売方法まで整えることで、お客様に選ばれやすくなります。
「どの順番で準備すればいいかわからない」という方は、個別相談で現在地を整理することもできます。
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