「1日だけマルシェに出店する場合、PL保険も1日だけ入れるのかな?」

お菓子を年に数回だけ販売する方や、初めてマルシェに出店する方は、そう思うことがあるかもしれません。

知り合いの保険販売員さんに確認したところ、回答としては、

「PL保険は保険期間1年での引き受けとなり、1日や数カ月などの短期契約はできません」

とのことでした。

レクリエーション保険のように1日だけ備える保険もありますが、あくまで主催者が加入する商品であり、一個人が短期で加入できるPL保険はない、という回答です。

この記事では、1日だけ出店する場合のPL保険の考え方と、出店前に確認したいことを整理します。

※保険の取り扱いは、保険会社・共済・代理店・販売内容・出店形態によって異なる場合があります。実際に加入を検討する際は、必ず保険会社や代理店、イベント主催者に確認してください。

食品ビジネスに必要な保険全体を整理したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

▶︎食品ビジネスに必要な保険まとめ|PL保険・食中毒・マルシェ出店保険

結論|一個人が1日だけ入れるPL保険は基本的にない

1日だけのマルシェ出店や、年に数回だけのお菓子販売でも、「その日だけPL保険に入りたい」と考える方は多いと思います。

ただ、今回確認した範囲では、PL保険は1年単位での契約となり、1日だけ・数カ月だけの短期契約はできないとのことでした。

つまり、

「今週末のマルシェだけ出るから、1日だけPL保険に入りたい」
「年に1回だけ販売するから、その日だけ食品事故に備えたい」
「数カ月だけお菓子販売をするから、短期でPL保険に入りたい」

という形は、基本的には難しいと考えておいた方が良さそうです。

PL保険は、製造・販売した商品によって、第三者に身体の障害または財物の損害を与えた場合に備える保険です。

お菓子販売でいうと、食中毒や異物混入などが想定されます。

▶︎PL保険の詳細はこちら:PL保険とは?お菓子販売で入るべき理由

▶︎マルシェ保険とは?出店時の事故に備える考え方

レクリエーション保険とPL保険は別物

「1日だけ入れる保険」と聞くと、レクリエーション保険を思い浮かべる方もいるかもしれません。

レクリエーション保険は、イベントや行事などで起きるケガに備える保険として使われることがあります。

ただし、保険販売員さんの回答では、レクリエーション保険のような1日だけ備える保険は、あくまで主催者が加入する商品とのことでした。

一個人が短期で加入できるPL保険とは別物です。

ここで大切なのは、

「1日だけ入れる保険がある」
=1日だけ入れるPL保険がある、ではない

ということです。

保険の名前だけで判断せず、食品販売が対象か、食中毒や異物混入が対象か、出店者自身の商品事故が対象かを確認しましょう。

主催者保険に頼りきらず、自分でできる備えを整える

マルシェやイベントによっては、主催者さんが保険に入っている場合があります。

ただし、

「主催者さんが保険に入っている」
=「出店者の食品事故まで全部カバーされる」とは限りません。

主催者保険が対象にしているのは、来場者のケガや会場内の事故かもしれません。

一方で、出店者が製造・販売したお菓子による食中毒や異物混入は、出店者側の責任として扱われる可能性があります。

また、マルシェでは商品そのものの事故だけでなく、テントや什器の事故も考えられます。

主催者保険については、もし主催者さんが入ってくださっているなら、それはそれで安心材料のひとつです。

ただし、出店者は出店者で、自衛策として考えることが大切です。製造場所、食品表示ラベル、保存方法、温度管理、PL保険の年間契約が必要かどうかなど、自分でコントロールできることを確認しておきましょう。

年に数回でも販売するなら年間契約を検討する

1日だけ入れるPL保険が基本的にない場合、年に数回でも販売するなら、年間契約のPL保険を検討することになります。

まだ売上が少ない初期は、

「1日だけしか出ないのに年間契約は重い」
「保険料を払うと利益が減ってしまう」
「お試し販売だから、そこまで必要かな」

と思うかもしれません。

ただし、食品を販売する以上、販売回数が少なくても事故の可能性はゼロではありません。

年に数回でも継続して販売する予定があるなら、

「年に数回だけマルシェで焼菓子を販売する予定です。入れるPL保険はありますか?」

と、保険会社さんや代理店さんに相談してみると良いです。

まとめ|1日だけでも食品を販売するなら、自分でできる備えを整えよう

1日だけ入れるPL保険はあるのか。

知り合いの保険販売員さんに確認したところ、PL保険は保険期間1年での引き受けとなり、1日や数カ月などの短期契約はできないとのことでした。

レクリエーション保険のような1日だけ備える保険もありますが、あくまで主催者が加入する商品であり、一個人が短期で加入できるPL保険とは別物です。

主催者保険については、もし主催者さんが入ってくださっているなら、それはそれで安心材料のひとつです。

ただし、出店者は出店者で、自衛策として考えることが大切です。

1日だけの出店でも、製造場所、食品表示ラベル、保存方法、温度管理、PL保険の年間契約が必要かどうかなど、自分でコントロールできることを検討していきましょう。

お菓子の販売を始めたい方へ

お菓子販売は、保険だけでなく、製造場所、保健所の許可、食品表示ラベル、保存方法、販売方法など、確認することがたくさんあります。

「1日だけ販売してみたいけれど、何を整えればいいかわからない」
「マルシェに出る前に、最低限の準備を確認したい」
「自分の場合、どこまで準備すればいいのか不安」

そんな方は、ひとりで悩み続ける前に、個別相談で今の状況を整理してみてください。

小さなお菓子屋さんを始めたい方に向けて、製造場所・保健所相談・食品表示ラベル・販売方法など、販売前に確認したいことを一緒に整理するサポートをしています。

▶︎個別相談の詳細はこちら

個別相談より先に、まずはお菓子販売の全体像をつかみたい方は、無料メール講座をどうぞ▼

無料メール講座