お菓子/パン/ごはんを作って売りたい!でも、作る場所がない方へ。
シェアキッチンという、保健所の許可付きキッチンをシェアするサービスがあります。
この記事では、シェアキッチンのメリットとデメリットについてお伝えします!
食品を販売するためには、製造する場所に保健所の許可が必要。
→生活用のキッチンとは別にしなければならない。
→いきなりお店を構えることは難しい。
→シェアキッチンを活用すれば、お店を構えなくても製造販売できる!
シェアキッチンのメリット
- 自分でキッチンを用意しなくて良いので、初期投資がかなり浮く!(改装費、物件の家賃、設備費などなど…)
- 食をシゴトにしたい仲間ができるので、情報交換ができる!
シェアキッチンのデメリット
- みんなで使う空間なので、設備内容や備品の配置など、自分の好きなようにはできない。
- 自分の食材を置いておく場所がない(たまに、定期会員さん向けの荷物置き場があるところもあります)
- 利用時間に制限がある(他の会員さんの製造予定が入っていない時など)
- 通いやすいとは限らない(運が良ければ近隣にあり、近くになければない。遠くに通う可能性もある)
- 自分含め、会員さんの誰かが事故(食中毒、異物混入など)を起こしてしまった場合、全員キッチンが使えなくなる(使う人は別々でも、結局使っているキッチンはひとつ)
会員さんにも向き不向きがある
シェアキッチンを運営していると、実は利用者さん側にも“適性”のようなものがあるのかな、と感じるようになりました。
ふわふわした表現になってしまうのですが…
ずばり、「シェアハウスに住めないタイプの方は、おそらく、シェアキッチンも向いてない」です。
良くも悪くも1つの場所を“共同利用”する形になるので、例えば、人柄は素敵で、性格も特に問題のない方であっても、他の利用者の方から見ると、部屋や道具の使い方が荒かったり、要求が応え難いものである場合があります。。。
また、最初は普段の環境と違うので、予定より時間がかかってしまうことはよくあると思いますが、何度利用しても、「終了予定時刻になっても、まだラッピングにも入っていない…」など、「やりたいことと時間の見積もりが改善されない」方がたまにいらっしゃいます。。。(しかも、利用時間に比例して、レンタルキッチン代がかかる場合が多いですしね…)
その日他の予定がなければ問題ないかもしれませんが、その方の後に別の利用者さんの予定が入っている場合だと、もう、「どうしたら良いんだ…っ」となります。
…こういう方は大抵無自覚だったりするのですが、こういう方を会員に入れると、”良い利用者の方”は去っていってしまうので、シェアキッチンオーナーさんは見極める目を持っていた方が、場は円満に保たれます。。。
そして、共同利用に向いていない方については、ご自身の工房を持たれた方がご本人にとってもやりやすいのかな、と思います。
事前にチェックリストのような形で適性を判断することは難しいので、利用者さんとシェアキッチンオーナーの双方が、利用する中で見えてくることなのかなと思っています。
まとめ
いかがでしたか?
シェアキッチンのメリットとデメリット。
メリットは、自分で工房を持つお金(と、時間)の負担軽減。仲間ができること。
デメリットは、自分だけの場所ではないからこそ出てくる事柄ですね。
100%自分のやりたいことを叶えるには、自分だけの工房を持つことが一つの解決策です。
しかし、「そうは言っても、自分の作ったものが売れるかわからない状態で工房を持つのはリスクだよなぁ…」と考えるのであれば、自分のファンができるまでシェアキッチンを活用することは有りな選択肢です◎
是非、「お菓子を作って売りたい!」という夢を叶えてください!