初めてのマルシェ出店|必要なもの・持ち物チェックリスト・準備の流れ
初めてマルシェに出店する時、「必要なものは何?」「何を準備すればいい?」と迷いますよね。
この記事では、お菓子を販売する方向けに、マルシェ出店に必要なものを持ち物チェックリスト形式でまとめました。テントやテーブル、お釣り、POPなどの当日の持ち物から、食品表示ラベルや包装資材など製造日までに準備するものまで確認できます。
マルシェ出店は、お客様と直接話せる楽しい機会です。一方で、製造場所の確保、食品表示ラベル、包装資材、ディスプレイ、おつり、持ち帰り袋、搬入・設営・撤収など、準備することもたくさんあります。
完璧を目指しすぎなくても大丈夫です。まずは、必要なものを一つずつ確認して、安心して当日を迎えましょう。
- 初めてのマルシェ出店で準備すること
- 応募から当日までの流れ
- マルシェ当日のタイムスケジュール
- 出店当日の持ち物チェックリスト
- 食品販売で確認したい許可・ラベル・保存方法
- 売れ残りを防ぐ考え方と出店後につなげるコツ
マルシェ出店前に確認したいこと
マルシェとは、手作り品や食品、雑貨などを販売する朝市・マーケットのようなイベントです。開催頻度、会場の雰囲気、出店料、出店条件はマルシェによって異なります。
お菓子を販売する場合は、ただ商品を持っていけば良いわけではありません。製造場所の許可、食品表示ラベル、保存方法、販売当日の持ち物などを確認しておきましょう。
名古屋近郊だと毎日どこかしらで開催されています。
- 毎月8日・18日・28日 東別院てづくり朝市
- 毎月12日 甚目寺観音てづくり朝市
- 毎月21日 八事 興正寺マルシェ
- 毎月第4金曜日夜 なやばし夜イチ
- 毎月第3土曜日 豊田 STREET&PARK MARKET
- 毎月第4日曜日 半田 赤レンガマルシェ
- 毎月第3日曜日 岐阜・柳ヶ瀬 サンデービルヂングマーケット
マルシェ出店は楽しいことも大変なこともある
マルシェ出店の楽しいこと✨
- お客様と直接コミュニケーションを取ることができる
- (最近はPayPayなどのキャッシュレスも増えましたが、現金のやり取りをする場合もあるので)買って下さるありがたみがわかる!
- リピーターさんができるかもしれない
- 他出店者さんや主催者さんと横のつながりができる
マルシェ出店の大変なこと💦
- たくさんのお菓子を短期間に作る
- ラッピングからラベル作り、ディスプレイなどを用意する
- 当日、基本的には自分で運搬、設営、撤収する
- 作ったお菓子が売れるか分からない
楽しいことも大変なこともありますが、個人的には、マルシェ出店は楽しく、中毒性があるな〜と思っています^^
もし、マルシェ出店が気になるのであれば、まずは一回トライしてから、今後継続するかどうかを考えることをおすすめします!
お菓子をマルシェで販売する時に確認したい許可と販売形態
マルシェで食品の販売をする際に、いくつか出店の形態があるのでご紹介します。
①大抵のお菓子屋さんが該当|飲食物販
- お菓子やパン、お弁当など作った食品が包装してあるもの。
(日射は避けるに越したことありませんが)雑貨と同じように扱えます。 - 最低限の設備として机があればどこでも出せます。
- 製造場所に保健所の許可が必要。
- 冷蔵/冷凍品を持っていく時は保冷バッグに入れて持参→見本だけ出しておいて、売れたら保冷バッグから出して商品をお渡しするなど工夫が必要です。
②よく見る焼きそばやクレープ屋さんなど|露店商
- 飲食店営業許可の中の、露店商という許可区分になります。
- お祭りでよくみる、焼きそばやクレープ屋さんなど。
- 基本設備は、テント、三包囲い(テントの背面、左右の3面)、簡易手洗い、アルコール消毒やペーパータオル、必要ならガスコンロなど。
- 元々は保健所の出している一覧の中から品目を選ぶ形だったので、なんでも扱えるというわけではなかったのですが、2021年6月の法改正から、一覧表はなくなり、食品によって要相談とのことです。
- コーヒーのハンドドリップは以前は露店商の区分でしたが、最近では保健所が厳しくなり、露店商では出せなくなりました(自治体によります)→飲食店営業許可の中の臨時営業の許可を求められる時があります。
③動く飲食店|キッチンカー
- 車内のスペースが限られているのでできる作業も限られてきますが、食品の内容としては自由度が高いです。
- 仕込み場所とセットで許可申請する保健所、仕込み場所を問われない保健所があります。
小さなお菓子屋さんたちは、大抵①飲食物販、個包装された完成品を販売する、というパターンが多いかなと思います^^
▶︎菓子製造業許可とは?お菓子販売に必要な営業許可を初心者向けに解説
マルシェ出店の始め方|応募から当日までの流れ
応募〜出店までの流れ
- 出るマルシェを探して申し込む(同時に製造場所を探す)
- 審査
- 審査に合格する
- 出店日が決まる
- 製造日を決める
- 製造日に作る
- 当日出店する
①出るマルシェを探して申し込む
行ったことのないマルシェに、ネット上で申し込む…ということも可能ですが、少なくとも一度は遊びに行った方が雰囲気がつかみやすいです。
主催者さんは、あなたがどんなものを作るか知りません。
今までの出店実績があればそちらを知りたいですし、実績がなければ、Instagramの投稿や出品しようと考えているものの写真を求められると思います。
つまり、自分のことを全く知らない相手にわかってもらう必要があります。
→SNSやブログを始めよう◎
・開催頻度:定期(月1、各月、季節に1回、年1)、不定期
・会場:屋外(小雨決行、雨天中止)、屋内
・出店料:2,500円〜5,000円〜15,000円
・出店規模:10店舗程度〜数百店舗
・主催者:個人、団体、法人など
自分で保健所の許可をとったキッチンを持っていない場合、借りる先を探す必要があります。
ぶっつけ本番で利用するよりは、見学したり時間に余裕があれば試作をすることをオススメします。また、問い合わせ時に作りたい日程が空いているかも確認します。
元々ご利用予定だったキッチンさんが急遽使えなくなってしまったとのことで、
水曜日:お問い合わせ&夜にすたーとあっぷきっちんの衛生講習
木曜日:仕込み
金曜日:製造
土曜日&日曜日:イベント出店!
という弾丸スケジュールの作り手さん(シェアキッチン利用者)がいらっしゃいました^^;
いやはや、ご本人たちも当初の予定から直前で変更になって、色々大変だったと思います。無事に出店なさって、本当に良かったです^^
まだ許可のある製造場所が決まっていない方は、シェアキッチンの探し方も確認しておきましょう。
シェアキッチンの探し方|検索キーワード・問い合わせ文・見学時チェックリスト
②審査
出店枠に余裕があれば「申し込めば出られる」かもしれませんし、人気のマルシェの場合は審査がある場合があります。
③審査に合格する
おめでとうございます!
話が進むと、日程が決まってきます。
作る内容から、「何日前までに作れば大丈夫」という見当をつけて、製造日を考えていきます。
④出店日が決まる
出店する日が決まったら、ご自身のSNSで告知を始めていきましょう!
その際、
- いつ
- どこで
- 何が開催されるのか
初めて見た人が当日マルシェ会場に辿り着ける様に書きましょう。
InstagramやX(旧Twitter)などもたった1回の投稿だけでなく、何回でも投稿していきましょう!
今後の投稿のキャプション(本文)に定型文な感じで入れ続けましょう。その際、同じような投稿ばかりだと見ている側は飽きてしまうので、「どうしたら楽しく見ていただけるかなー?」と工夫しながら投稿しましょう◎
⑤製造日を決める
シェアキッチンさんの予約システムにもよりますが、大抵のところは、予約は早い者勝ちかな?と思います。他の方の予約が入る前に製造日をおさえましょう◎
製造日に間に合うように、原材料、包装資材などを手配していきましょう。
また、出店日に間に合うように、テーブルやテントなども手配しましょう◎
⑥製造日に作る
お菓子/パン/ごはんを作り、ラベルを貼り、ラッピングなどをします。
製造日〜出店日までに時間があるならば製造後にラベルを用意することも可能ですが、バタバタすることのないように、製造日にはラベルができていることが理想です◎
⑦当日出店する
当日はテントやテーブルなどを運び、ディスプレイを整え、マルシェを楽しみます!
お客様とのやりとりはもちろん、同じマルシェに出る他の出店者さんや運営の方とも積極的にお話しして、横のつながりを広げていきましょう!
関連記事:マルシェのディスプレイの作り方|お菓子が選ばれる売り場づくり
出店当日の流れ|タイムスケジュール例
- 9:00 会場到着・荷下ろし
テーブル・什器の設営、商品ディスプレイ
写真撮影、SNS投稿、販売準備 - 9:30 準備完了!
- 10:00 販売スタート!笑顔で接客
- 14:00 販売終了、片付け
- 15:00 搬出
- 16:00や17:00 帰宅・売上集計・振り返りメモ
販売の合間には、お客様との会話や他の出店者さん、主催者さんとの交流も楽しみのひとつです^^
マルシェ当日の持ち物リスト【保存版チェック表】
販売・お会計まわり
- おつり(小銭・紙幣)
- おつり入れ
- キャッシュトレイ
- 電卓
- メモ帳・ペン
- スマホ・ポータブル充電器
- 必要に応じてキャッシュレス決済の準備
売り場づくり・ディスプレイ
- テーブル
- テーブルクロス
- 商品POP・プライスカード・メニュー表
- POPスタンド・クリップ
- 看板
- ディスプレイ小物
- (自分用の椅子)
- テント(マルシェによって有償無償で貸し出しあり。屋内イベントだと不要)
商品・包装まわり
- 販売する商品(食品表示ラベルを貼ったもの)
- 持ち帰り袋:紙袋、ビニール袋、お客様のエコバッグ?
- 予備の袋・シール・テープ
- 冷蔵・冷凍品の場合は保冷バッグ・保冷剤
作業・トラブル対応
- はさみ・カッター
- ガムテープ・セロテープ・マスキングテープ
- ウェットティッシュ・ゴミ袋
- 雨対策・風対策
- 屋外の場合は日よけ・防寒・水分補給
集客・次につなげるもの
- ショップカード・名刺
- チラシ・フライヤー
- SNSやLINE登録につなげる案内
- 次回販売予定の案内
当日の移動手段
- 当日の移動手段:車?電車?駐車場の有無
- 荷物運ぶ手段:衣装ケース?手提げ?スーツケース?
そして、楽しむ気持ち^^
隣近所の出店者さんや主催者さんとコミュニケーションをぜひ!
お客様を楽しませよう、楽しんでいただこうとする気持ち^^
製造日に向けてのチェックリスト
- 何をどれくらい作るか考える
- 食材
- ガス袋などの包装資材
- (必要なら乾燥剤・脱酸素剤などの鮮度保持剤)
- 製造に必要な器具
- エプロン
- バンダナ・三角巾・帽子
- マスク
- 食品表示ラベル
- ラッピングの準備
出店が決まった日から随時やること
- SNSで発信して、目指して来てくださるお客様を増やす努力をする(Instagram、Facebook、X(旧Twitter)など)
お菓子販売で注意したい許可・ラベル・保存方法
出店に必要な許可
- お菓子やパンの物販:作る場所に菓子製造業の許可が必要
- お弁当販売:作る場所に飲食店営業の許可が必要
食品表示ラベル
製造場所から持ち出してマルシェ会場で販売することになるので、食品表示ラベルが必要です。
▶︎食品表示ラベルプリンターおすすめ|A4プリンター・ラベルライターの選び方
暑い時期のディスプレイと保存方法
がんばって作った商品をテーブルにたくさん並べたいですよね!
ただ、暑い時期は、日差しや気温の変化によって、お菓子の袋の中が水蒸気でくもってしまうことがあります。
そういった気温の高い日は、見本だけ出しておいて、残りは保冷バッグにしまっておいて、売れたら保冷バッグから商品を出してお渡しする、などの対応が必要です。
マルシェ出店前に、保険も確認しておきましょう。
マルシェ出店では、食中毒・異物混入・販売中の事故などに備えて、保険の確認も大切です。
マルシェ出店で失敗しないためのコツ
- 完売よりも「次につながる出店」を意識
LINE登録やSNSフォロー、名刺交換などを通じて、販売後の導線を用意しましょう。 - 事前に値段・商品名を書いたPOPを準備
お客様が商品を手に取るまでのハードルを下げます。 - 写真撮影を忘れずに⚠️
後日のSNS投稿・ポートフォリオ用に、設営直後がベストショット📸 - マルシェは“練習の場”と考えてOK^^
回数を重ねるごとに改善されていきます。ベストを尽くす気持ちで、しかし最初から完璧を目指さなくて大丈夫!
よくある質問(FAQ)
Q1.マルシェはどうやって探しますか?
A.SNSで検索(地名 マルシェ)したり、おしゃれコーヒー屋さんやカフェに行くと、イベントのフライヤー(チラシ)が置いてあったりします^^
1つマルシェに行くと、出店者さんが他に出店するマルシェのチラシなどを持っていたりするので、そういったものをもらって来て、情報を集めていきます。
Q2.どれくらい作ったら良いですか?
A.マルシェの規模や集客力によるのでなんとも言えません💦当日の天候にも左右されます。とはいえ、多く作って余らせるよりは、売り切れる量にして、「完売しました!」という一言をSNSで発信できるように準備したいです。
Q3.売れ残ったらどうしたら良いですか?
A.売れ残らないための事前の準備が肝心です…!マルシェに出た→売れ残った💦→別の販路を模索する、ということも、もちろん気持ちは分かるのですが、例えば夏場の屋外マルシェだと気温の高い環境に一日置かれていたお菓子の行き先を考えることになり、冬場の屋内マルシェで暖房の効いた環境だとこれまた暖かいところで保管されたお菓子の再販売を考えることになるので、お菓子の保管状況がベストかというと、ちょっと心配だよなぁと個人的には思います。
なので、できれば、【マルシェ当日を迎える前に、お菓子の行き先を決めておく】ことが理想です。具体的には
- 事前予約を受け付ける(マルシェ現地に受け取りに来る取り置き)
- 並行して通販を受け付ける
- 生ケーキ、期限の短い生菓子でない、多少日持ちのする焼き菓子であれば、買い取ってくれるコーヒー屋さん、喫茶店、サロンさんなどを探しておく
ただ、どうしても、「マルシェ当日が大雨で、お客様の集客がとても少なかった💦売れ残ってしまった💦」という場合は、SNSで呼びかけて、「市内配達に行きます🚗」という感じで、マルシェ帰りに、手を挙げてくださったお客様のもとへ配達しながら帰る、という作り手さんもいらっしゃいます。
お菓子通販全体の流れを確認したい方はこちら
Q4.賞味期限はどうやって決めたら良いですか?
A.日持ちを確認した日数にするも良し、心配なので、日持ちする商品だけどマルシェ出店日の翌日や2日後くらいに設定するも自由、です。
ラベルに記載した保存方法で、責任が持てる日付に設定すると良いです^^
Q5.車を持っていないのですがマルシェに出店できますか?
A.車ない仲間、ペーパードライバー仲間の皆さん、こんにちは!極論、「車がなくても出られるマルシェに出る」です。移動手段としては、
- 歩いて出店場所まで移動する
- タクシーで移動する
- 周りの方や出店者仲間に送ってもらう
あたりかなと。この記事を書いている中の人は、割と都心部にシェアキッチンがあるため周辺でのマルシェ開催も多く、「カーゴに荷物を積んで、歩いてマルシェ会場まで移動」していました(笑
Q6.マルシェでお菓子を販売するには許可が必要ですか?
A.販売するお菓子は、基本的に菓子製造業許可など、必要な営業許可のある場所で作る必要があります。自宅の普段使いのキッチンで作ったお菓子を、そのままマルシェで販売することは難しいと考えておきましょう。
シェアキッチンを利用する場合は、その施設の許可内容や利用ルールを確認してください。
まとめ|初めてのマルシェ出店は準備リストを見ながら進めよう
初めてのマルシェ出店は、申し込み、製造日、食品表示ラベル、包装資材、ディスプレイ、当日の持ち物など、準備することがたくさんあります。
ですが、流れを分けて一つずつ確認すれば大丈夫です。最初から完璧を目指すより、まずは一度出店して、お客様の反応や売り場づくりを学んでいきましょう。
マルシェは、お客様と直接出会える貴重な場所です。準備リストを見ながら、安心して当日を迎えてください^^
- 食品表示ラベルを確認したい方:食品表示ラベルの書き方|お菓子販売初心者向け完全ガイド
- 1日だけの保険を確認したい方:1日だけ入れるPL保険はある?
- PL保険の基本を知りたい方:PL保険とは?お菓子販売で入るべき理由
- マルシェ出店で必要な許可とは?食品販売の注意点・食品取扱関係施設調査票について解説
- 許可のある製造場所を探したい方:シェアキッチンの探し方
- マルシェ以外の販売方法も比較したい方:お菓子販売の方法まとめ
マルシェ出店は、商品づくりだけでなく、食品表示ラベル、持ち物、ディスプレイ、釣り銭、保冷・保温など、準備することがたくさんあります。
「何を持っていけばいいの?」
「当日になって忘れ物に気づいたらどうしよう……」
そんな方に向けて、初めてのマルシェ出店前に確認したい準備項目をチェックリストにまとめました。
「自分の場合、何から準備すればいいか整理したい」という方は、個別相談でも一緒に販売準備を整理できます。







