作り手さんから、じわっとご相談いただきます。
「ママ友に手作りお菓子を配っていたら、『美味しいから売ってみたら?』と言われて、シェアキッチンを借りてお菓子を作って売り始めたのですが…『美味しい』と言ってくれていたお友達、買ってくれるのかな?と思っていたところ、いつでも買えるネット通販でも買ってくれないのですよねぇ…」というもの。
買っていただけないからどうこう、ということはないのですが、なんとなくモヤモヤするその気持ち。今日は「残酷な現実」についてお伝えします!
お金を出して買うかどうかはまた別の話
ズバリ、“タダ(無料)でもらったものはみんな美味しい”のです。普段タダでもらっているものを、お金を払って買うかはまた別の話。
例えば、作ったお菓子を職場や集まりに持って行って、「美味しい!」と言ってくれたお友達。
「美味しい!」と言ってくれたその言葉に嘘はないと思いますが、タダで(相手の厚意で)いただいたものは、基本的に”美味しい”と答えることが多くありませんか?
じゃあそのお菓子が売られ始めた時、お金を出して買うとなった場合に、「買ってまで食べたい」と思うかはまた別の話なのですよねぇ、、、
製造販売の大変さを知らない方がほとんど
お菓子の製造販売について、
・製造場所が必要(シェアキッチンを借りる、工房を構える等)
・ラベルの記載内容を考えて、作る必要がある
など、守らねばならないルールについてご存じない方も多いです(多いというより、食品関係の学校やお仕事に関わらない限り、人生軸の中で知るタイミングのない情報です^^)
なので、「こんなに美味しいんだから、売ったら良いのに!」という言葉の背景には、お菓子を作る以外の準備について知らないが故のポップでライトな提案であることも多いです^^
お友達からすると「えっ!そんなに大変なことだったの!ごめん><」となったりします。
応援の形は人それぞれ
お菓子は確かに美味しいんだけど、いえ、仮に口に合わなくても(好みではなくても)、「○○さんが頑張るなら応援するよ」という応援の気持ちで買ってくれるお友達もいることでしょう◎
あなたの今までの立ち居振る舞いが素敵で、人生軸の中で築き上げてきた信頼の賜物です。
身銭をきっては買わなくても、SNSに投稿して、拡散に協力してくれるお友達もいるかもしれません◎
あなただけでは届けられない方に情報を届けてくださいます。ありがたいことです^^
まとめ
「美味しい!売ってみたら?」と言ってくださるその言葉は、製造場所等の準備を知らず、純粋にお菓子が美味しいから、という理由で言ってくださっている場合が多いです。
そして、普段、厚意でいただいているものを、お金を払って買うかどうかは、また別の話なのです。
今までのつながりがあって、応援で買ってくださる方もいれば、SNSでシェアしてくださったり、応援の形は人それぞれなのです。
応援してくださるその気持ちに感謝して、活動していきましょう!
…とその一方で、初めて見るお店(実店舗でなくInstagram、ネットショップ)、初めて買う商品、だけど、ご自身の分とお友達の分を両方注文するというお客様がいることも事実なので、次の記事では選ばれるコツをお伝えします!
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