委託販売先の探し方と納品・精算・在庫管理の流れ|自分のお店がなくても売れる仕組みの作り方
「自分のお菓子を誰かに届けてみたいけれど、毎日お店を開けるのは難しい」
「マルシェ以外の場所でも、定期的にお菓子を販売したい」
そんな方にとって、カフェや雑貨屋さんなどに商品を置いてもらう委託販売は、ひとつの販売方法になります。
委託販売とは、作ったお菓子を他の方に託して、販売していただくことです。
委託先としては、飲食店さん、お菓子屋さん、美容院さん、雑貨屋さん、コワーキングスペースさんなどがあります。
ただ、いざ委託販売を始めようと思うと、
「どうやって置いてくれるお店を探したらいいの?」
「納品や精算はどう進めるの?」
「売れ残った商品はどうしたらいいの?」
と迷う方も多いと思います。
この記事では、委託販売先の探し方から、納品・回収・精算までの流れをまとめます。
目次
委託販売先の探し方
委託販売先を探す方法としては、主に次の3つがあります。
- 普段から、周りの人に自分の活動を言って回る
- 近隣のお店に突撃営業して回る
- SNSで、委託販売を募集している人を探す
それぞれ見ていきましょう。
普段から、周りの人に自分の活動を言って回る
委託販売は、知り合いやご縁のあるお店から始まることがあります。
「お菓子屋さん始めたんだね!うちのお店で置いて売るよー?」
と声をかけていただくこともあります。
そのためには、普段から、自分が何をしているのかを周りの方に伝えておくことが大切です。
「お菓子を作って販売しています」
「菓子製造業許可のある場所で、焼き菓子を作っています」
「販売先を少しずつ広げたいと思っています」
日頃から伝えていると、そこからご縁がつながることがあります。
実際に、シェアキッチンの作り手さんのお菓子を、知り合いのコーヒー屋さんのレジ横で委託販売していただいていたことがあります。
そのコーヒー屋さんは、イベントか個人的に行っていたお店で、なんとなく店長さんと仲良くなり、自分がシェアキッチンを運営していることを伝えた上で、そのお店の雰囲気に合う作り手さんをつなぎました。
まずは、身近な方に自分の活動を伝えるところから始めてみましょう。
近隣のお店に声をかけてみる
もうひとつの方法は、近隣のお店に直接声をかけてみることです。
シェアキッチンの作り手さんで、ご自身のご自宅の周りの喫茶店さんに声をかけていた方がいらっしゃいます。
喫茶店さんに行って、
「こういった活動をしているのですが、作ったお菓子を置いていただけませんか?」
と打診して回り、2〜3店舗で委託販売なさっていました。
もちろん、いきなり営業に行くのは勇気がいると思います。
まずはお客様としてお店に行ってみて、お店の雰囲気や客層、自分のお菓子との相性を見てみると良いです。
その上で、「このお店に合いそう」と思ったら、タイミングを見て丁寧に相談してみましょう。
SNSで委託販売の募集を探す
Instagramなどを見ていると、お店屋さん側が、
「委託販売したい方を募集します」
という投稿をしていることがあります。
そのような投稿を探すには、Instagramで、
#委託販売
などのハッシュタグを検索してみるのもひとつの方法です。
気になる投稿があれば、DMで詳細を問い合わせてみましょう。
その際は、いきなり「置けますか?」と送るよりも、自分がどのようなお菓子を作っているのか、どこで製造しているのか、どのような形で販売しているのかを簡単に伝えると、相手の方も判断しやすくなります。
委託販売開始までの流れ
委託販売は、なんとなく商品を置いてもらえば始まるものではありません。
- 委託販売先を探す
- 実際の商品を試食としてお渡しする
- 委託販売の条件を相談する
- 実際に製造して商品をお願いする
- 追加納品や賞味期限切れ商品の回収、お金の精算をする
1. 委託販売先を探す
まずは、委託販売先を探します。
知り合いのお店、近隣のお店、SNSで募集しているお店など、自分のお菓子に合いそうな場所を探してみましょう。
どこでも良いから置いてもらうというよりも、そのお店のお客様と、自分のお菓子が合いそうかを考えることが大切です。
委託販売には、向く商品、向く立地などがあると思います。
最初から完璧に見極めるのは難しいですが、「このお店のお客様に、自分のお菓子を手に取ってもらえそうか」という視点で見てみましょう。
2. 実際の商品を試食としてお渡しする
委託販売先の候補が見つかったら、実際の商品を試食としてお渡しします。
これは、面談のような時間にもなります。
お店の方に実際に食べていただき、お店の雰囲気や客層に合いそうかを見ていただきましょう。
この時に、味だけでなく、パッケージ、販売価格、賞味期限、保存方法なども確認していただくと、その後の相談がしやすくなります。
3. 委託販売の条件を相談する
委託販売先さんの中で「置いても良さそう」となったら、条件を相談します。
ここでは、あいまいにせず、事前に確認しておくことが大切です。
相談しておきたい項目は、たとえば次のようなものです。
・販売する商品の種類
・納品する数量
・納品する頻度
・委託手数料
・販売価格
・賞味期限
・納品は作り手が持参するのか、発送するのか
・発送する場合は、どちらが送料を負担するのか
最初は「まずは一度お試しで」という形でも良いと思います。
ただし、お試しであっても、手数料、売価、賞味期限、納品方法、売れ残りの扱いは確認しておきましょう。
4. 実際に製造して商品をお願いする
条件が決まったら、実際に製造して商品をお願いする流れになります。
販売用のお菓子は、保健所の営業許可がある場所で製造する必要があります。
また、委託販売では作り手がその場にいないため、お客様が商品を見た時に内容がわかるよう、食品表示ラベルも必要です。
名称、原材料名、アレルギー表示、賞味期限、保存方法、製造者情報など、必要な表示を整えた上で納品しましょう。
委託先のお店の方が、そのまま安心して販売できる状態にしておくことが大切です。
5. 追加納品・回収・精算をする
委託販売は、納品して終わりではありません。
販売が始まった後は、追加納品や賞味期限切れ商品の回収、お金の精算が必要になります。
売れ行きを見ながら、必要であれば追加納品を打診します。
また、賞味期限が近づいた商品や、賞味期限切れの商品をどうするかも、事前に決めておきましょう。
委託販売の場合、商品が売れたら、委託先のお店と作り手さんの双方にお金が入る形です。
売れないと作り手さんの手元にはお金が入ってきませんので、在庫リスクは作り手さんが抱えることになります。
そのため、最初は少量から始めて、売れ行きを見ながら納品数を調整すると安心です。
精算のタイミングも、月末締めなのか、納品ごとなのか、あらかじめ確認しておきましょう。
委託販売は、信頼関係で続いていく
委託販売は、お菓子を置いてもらって終わりではありません。
委託先のお店の方に販売をお願いする形なので、信頼関係がとても大切です。
- 委託販売していることを宣伝する
- 定期的に連絡を取る
- 売れ行きを確認する
- 賞味期限が近づいた商品をそのままにしない
- 追加納品や回収のタイミングを相談する
こういった小さなやり取りの積み重ねで、委託販売は続いていきます。
委託先のお店に負担をかけすぎないように、作り手側からも管理していきましょう。
まとめ|まずは少量から経験してみよう
委託販売は、自分のお店を持たなくても、他のお店の力を借りてお菓子を届けられる販売方法です。
委託販売先の探し方としては、
・普段から、周りの人に自分の活動を言って回る
・近隣のお店に声をかけてみる
・SNSで、委託販売を募集している人を探す
という方法があります。
流れとしては、委託販売先を探し、実際の商品を試食としてお渡しし、条件を相談し、製造して納品します。
その後、追加納品や賞味期限切れ商品の回収、お金の精算をしていきます。
委託販売に向く商品、向く立地などはありますが、何事も経験です。
もし委託販売のお誘いをいただいたら、物は試しでチャレンジしてみることもオススメです。
まずは少量から始めて、売れ行きやお客様の反応、納品や精算の流れを経験してみましょう。
「委託販売に興味があるけれど、お店への切り出し方がわからない」
「委託先と、手数料や納品方法をどう相談したら良いかわからない」
「自分のラベル表示がこれで合っているのか不安」
委託販売のお金の話は、一度複雑に感じてしまうと怖くなってしまいますよね。
個別相談では、今の販売価格、委託料、材料費や包装資材などを整理しながら、無理なく続けられる価格設定を一緒に考えます。
委託販売を、ただの経験で終わらせるのではなく、あなたのお菓子を届ける一つの販売方法として育てていきたい方は、下記より詳細をご覧ください。
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